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登山装備の進化200年史——バルマの木の杖からGORE-TEXまで

登山装備の進化200年史——バルマの木の杖からGORE-TEXまで

現代の登山者は、軽量で防水透湿性に優れたジャケット、グリップ力抜群のソール、体にフィットするザックを当たり前のように使っています。しかし、こうした装備が揃うまでには200年以上にわたる試行錯誤の歴史がありました。

シェルパの歴史——ヒマラヤ登山を支えた民族

シェルパの歴史——ヒマラヤ登山を支えた民族

「シェルパ」という言葉は、ヒマラヤ登山のニュースでよく耳にします。しかし、シェルパが単なる職業名ではなく、固有の民族名であることは意外と知られていません。

「なぜ山に登るのか」——登山哲学の変遷

「なぜ山に登るのか」——登山哲学の変遷

人はいつから山に登り始めたのでしょうか。近代登山が始まるはるか以前から、世界中の文化で山は神聖な場所として崇められてきました。日本では富士山、立山、白山が「三霊山」として信仰の対象となり、修験道の行者たちは険しい山中での修行を通じて悟りを求…

植村直己——冒険家が追い求めた「極地」

植村直己——冒険家が追い求めた「極地」

植村直己(うえむら なおみ)は、1941年2月12日、兵庫県城崎郡国府村(現・豊岡市)に農家の7人きょうだいの末っ子として生まれました。少年時代は特に目立つ存在ではなかったといいますが、明治大学に進学して山岳部に入部したことが、彼の人生を大…

田部井淳子——女性初のエベレスト登頂者

田部井淳子——女性初のエベレスト登頂者

田部井淳子(たべい じゅんこ)は、1939年9月22日、福島県田村郡三春町に生まれました。10人きょうだいの末っ子として育った田部井は、小学4年生のときに学校行事で那須連峰の茶臼岳に登ったことがきっかけで山に魅了されます。自分の足で歩くこと…

日本山岳会の誕生——明治の登山家たちが目指したもの

日本山岳会の誕生——明治の登山家たちが目指したもの

現在の私たちにとって、登山はスポーツや趣味として当たり前の存在です。しかし明治時代の日本では、山に登ることの意味はまったく異なっていました。

槇有恒とアイガー東山稜初登攀——日本人が拓いたアルプス未踏ルート、1921年の偉業

槇有恒とアイガー東山稜初登攀——日本人が拓いたアルプス未踏ルート、1921年の偉業

槇有恒(まき ゆうこう/ありつね、1894〜1989)は、日本の近代登山史において最も重要な人物の一人です。1921年にアイガー東山稜(ミッテルレギ稜)の初登攀を成し遂げ、1956年にはマナスル(8,163m)遠征隊の隊長として日本初の8,…

日本アルプスの父 ウォルター・ウェストン——日本の山を世界に紹介した英国人宣教師

日本アルプスの父 ウォルター・ウェストン——日本の山を世界に紹介した英国人宣教師

上高地のバスターミナルから梓川沿いに歩いていくと、川のほとりに一枚のレリーフが目に入ります。穏やかな表情で山を見つめる紳士の横顔——これがウォルター・ウェストン(Walter Weston, 1861〜1940)の碑です。

アイガー北壁——「死の壁」攻略の歴史

アイガー北壁——「死の壁」攻略の歴史

スイス・ベルナーアルプスにそびえるアイガー(標高3,970m)。ユングフラウ、メンヒとともに「ユングフラウ三山」を構成するこの山の北側には、高さ約1,800mにおよぶ巨大な岩壁がそそり立っています。これがアイガー北壁(Eigernordwa…

女性登山家の先駆者たち——ダンジュヴィルからワークマンまで

女性登山家の先駆者たち——ダンジュヴィルからワークマンまで

18世紀から19世紀にかけて、登山は男性だけに許された行為だった。ヴィクトリア朝の社会規範は、女性が激しい運動をすることは健康を害し、女性としての品位を損なうと考えていた。コルセットに長いスカート、重い下着——当時の女性の「正装」は山岳地帯…

K2初登頂——「非情の山」に挑んだイタリア隊の栄光と闇

K2初登頂——「非情の山」に挑んだイタリア隊の栄光と闇

K2、標高8,611メートル。世界第2位の高峰でありながら、登山の世界ではエベレストをはるかに凌ぐ恐怖の山として知られている。パキスタンと中国の国境に位置するカラコルム山脈の盟主は、「Savage Mountain(非情の山)」の異名を持つ…

マッターホルン初登頂と悲劇——ウィンパーの栄光と代償

マッターホルン初登頂と悲劇——ウィンパーの栄光と代償

アルプス山脈の盟主、マッターホルン(標高4,478m)。スイスとイタリアの国境に屹立するこの山は、天を突き刺すようなピラミッド型の山容で世界中の登山家を魅了し続けてきた。スイス側の麓にはツェルマット、イタリア側にはブレイユ=チェルヴィニアの…

エベレスト初登頂——ヒラリーとテンジン、1953年の栄光

エベレスト初登頂——ヒラリーとテンジン、1953年の栄光

1953年5月29日午前11時30分。標高8,849メートル、世界最高峰エベレストの頂に、ふたりの人間が立ちました。ニュージーランド出身の養蜂家エドモンド・ヒラリーと、ネパール出身のシェルパ、テンジン・ノルゲイ。この瞬間は、30年以上にわた…

モンブラン初登頂の物語——バルマとパカール、1786年の挑戦

モンブラン初登頂の物語——バルマとパカール、1786年の挑戦

1786年8月8日。フランス・シャモニーの町で、人々は望遠鏡を覗き込んでいました。ヨーロッパアルプス最高峰モンブラン(標高4,808m)の山頂に、ふたつの小さな人影が立ったのです。水晶取りのジャック・バルマと、医師のミシェル=ガブリエル・パ…